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外貨預金の金利比較ブログ

FXは危険ではない 外貨預金の有効な選択肢の1つ

外貨預金のリスクとして、為替差損が発生する可能性があるというものがあります。資産運用ではリスクとは利益の裏返しなので、リスクがあるからこそ利益も発生します。しかし、誰でもリスクは嫌なものだと思います。

昨年は急激な円高で自動車産業などの日本の製造業が危機にひんしたということがありましたが、イオンなど大手スーパーでは円高還元セールをするなど逆に活況でした。

このように、一方では損失となることも、他方では利益となる場合があります。外貨預金の場合は円を売って外貨を買うので円高になれば損なのですが、先行き円高になると考えられるなら円を買うという方法もあります。

それはFX(外国為替証拠金取引)です。FXは円を買うことも売ることもできます。もちろん、その場合は何か別の通貨と組み合わせて行います。たとえばドルを売って円を買うという取引になります。

FXのメリットとしては他にも、大手都市銀行(メガバンク)では扱っていない南アフリカランドやトルコリラなどの高金利かつマイナーな通貨の取扱いがあったり、さらになんといっても手数料が格段に安いというものがあります。手数料において、外貨預金との差は圧倒的です。

安定的な資産運用を求める人たちのあいだでは「FXは危険」「外貨預金なら安心」という意見がありますが、必ずしもそうではありません。FXの危険性についてレバレッジを用いて説明がなされますが、レバレッジは1倍ということも可能なのです。

つまり、ふつうに外貨預金を行うのと行為自体はなんら変わりがないのです。リスクを取ってレバレッジを2倍以上にすることもできますが、それはただ可能であるというだけで、する必要はないししなくても全く問題ないのです。

もし外貨預金をしようと考えている場合は、大手都市銀行やネット銀行のキャンペーンなどだけでなく、FX業者を利用した方法も選択肢に入れることをオススメします。

ドル円の為替レートは1ヶ月で6%変動

外貨預金をおこなうには、為替レートにすこし敏感になる必要があります。主要通貨は全体的に、2月下旬から現在にかけて円に対して高くなってきています(円高が進んでいます)。

ドル円チャート 09年2月17日~3月16日

Yahoo!ファイナンスでドル円のチャートを見てみました。

3月に入ってからは同水準に留まっているものの、たとえばアメリカドルは2月17日の1ドル92.3499円から3月16日の98.1699円まで1ヶ月間で6.30%も上昇しています。都市銀行の為替手数料は高いことで有名ですが、仮に往復で2%の手数料がかかったとしても為替差益(キャピタルゲイン)が出ています。

もちろん、外貨預金というのは本来キャピタルゲインを主目的としたものではないし、また短期間でパフォーマンスを計測するべきものでもありません。しかし、何事もタイミングが重要だということを、ここ数週間の為替相場の変動は示していると思います。

タイミング投資を嫌う場合は「ドル・コスト平均法」という、毎月いくらか積み立てる方法もありますが、割合ではなく固定的な手数料を取られる場合はこの手法は適していません。

ネット銀行の金利キャンペーンなども利用したいところですが、どちらかというと利息よりも為替相場の変動のほうが高くつくことが多いので、タイミングで言えばキャンペーンよりも相場の波をとらえることのほうが大事でしょう。

ただし、どこが低い水準なのか、高い水準なのかを過去のレートを参考にして考える場合は、それが新しいパターン(相場)の発生である可能性も考えて慎重にやるべきだとも思います。結局は自分のリスクの取り方次第ということなのでしょう。

外貨預金の手数料はFXと比べてはるかに高い

外貨預金の手数料はスプレッドと呼ばれるもので決まります。スプレッドという言葉はあまり聞きなれない言葉だと思いますが、簡単に言えば「差」です。

外貨預金では、預け入れる(円を外貨に換える)ときには、仲値という銀行が定めたレートよりもいくらか高い値段で外貨を購入することになります。引き出す(外貨を円に換える)ときには逆に仲値よりも安い値段で円に交換されます。

これら預入と引出のときの仲値と実際の交換レートの差がスプレッドなのです。

預け入れるときの為替レートをTTSレート、引き出すときのレートをTTBレートといいます。都市銀行の場合、米ドルではTTS・TTBともに仲値から1円乖離していることが多いようです。

つまり、仲値が1ドル100円なら預入は101円で、引出は99円でおこなわれることになります。

外貨預金は即日解約はできないと思いますが、仮に買った瞬間に売ろうとした場合、1ドルにつき2円の為替差損が発生することになります。100万円(1万ドル)購入した場合は2万円の損失です。けっこう大きいですね。

わたしたちから見れば損失であるこの為替差損は、銀行側が取る手数料になります。調達したレートよりも高い価格で外貨を売り、安く戻しているからです。外貨預金では、買った瞬間に為替差損が発生しているということですね。

FX(外国為替証拠金取引)や外貨建てMMFの場合はこのスプレッドがもっと小さく設定されています。FXではスプレッドがないという場合もあります(別の手数料がかかりますが、微々たるものです)。外貨預金がFXなどにくらべて不利と言われているのはこのためです。

ちなみに、仲値というのはだいたいそのときの為替レートに即したものとなっていますが、必ずしも一致するものではありません。

外貨預金の税金と確定申告

外貨預金で為替差益や利息を得たときは税金がかかります。為替の変動によって得た利益については、確定申告が必要になる可能性があります。

利息については特に心配することはありません。外貨預金の利息は円預金などと同じように受け取る前に税金が抜かれるからです。これを源泉分離課税といいます。外貨預金の利息の税率は20%(国税15%、地方税5%)となっています。

たとえば、10万円の利息がついたときには実際には8万円が手元に戻ってくることになります。

為替差益については、年収が2,000万円以下の給与所得者(サラリーマンなど会社に雇用されている人)の場合は、20万円以下であれば確定申告は不要です。ただし、複数の会社から給与を得ているなど他の条件でひっかかる場合もあるので注意が必要です。

こちらは課税方法は雑所得の総合課税となり、利益の多寡によって税率が変動します。為替差損が生じた場合は、差益からそれを差し引くことができます。ただし、予約レートを定めている場合は確定申告は不要です。

なお、株式投資や外国為替証拠金取引(FX)、先物・オプション取引などをしている場合は外貨預金の税金にかかわらず確定申告が必要になることもあるので、その場合はそちらのルールに従いましょう。

[ 追記 ]
為替差益の税率についておかしな記述があったので訂正しました。間違った情報を掲載してしまい申し訳ありませんでした。

外貨預金の通貨と金利、為替損益について

普段わたしたちが行っているのは円での預金です。日本人なので日常的に円を使うからです。外貨預金は「米ドル」「ユーロ」などの外国通貨で預ける預金のことです。利息もその通貨で受け取ることができます。

外貨預金で取り扱われている通貨としては、米ドル・ユーロ・ポンド・オーストラリアドル・ニュージーランドドル・スイスフランなどがあります。銀行によって違いがある場合がありますが、マイナーな通貨はいまのところないようです。

通貨によって金利や預入・引出時の手数料が異なるということに注意が必要です。金利は各国の経済情勢などにより異なり、現在の円預金の金利はだいたいどの国とくらべても低いものになっていますが、インフレなども考慮する必要があるでしょう。

つまり、金利が高いということはインフレ率が高いことの裏返しである可能性があり、その場合は通貨価値の下落によって金利分の金額が相殺される可能性もあるということです。

販売している銀行では金利が高いことや円安になれば(預け入れた通貨が高くなれば)為替差益が得られることが強調されがちですが、逆に円高になれば為替差損が発生し、あるいは金利分の利益も失うリスクがあることを確認しておきましょう。

為替レートとアメリカ銀行大手の経営状況

外貨預金では為替レートの見極めが肝心です。現在の円に対する外国の通貨それぞれのおおよその価格は以下のようになっています。

ドル : 98.33
ユーロ : 126.93
ポンド : 137.61
豪ドル : 64.78

日本の製造業が昨年からの急激な円高に悩まされていましたが、最近の相場は一時期よりは円安に戻っています。

世界経済は2009年に底を打つのかわからない状況ですが、アメリカの銀行大手3社(Citi、J.P.Morgan、Bank of America)が1月、2月の利益水準がかなり回復しており、BofAにいたっては2009年は黒字見込みと伝えられたことは市場にとって良いニュースでしょう。

日本の経済環境もまだまだわるいと思いますが、4月以降の企業の決算発表などはその参考となるはずなので、注視していきたいと思います。

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